いつだって怪文書

備忘録です。

取り急ぎ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」お疲れ様でしたの最終話感想

皆さまこんにちは。店員2号です。

 

9月の終わりは夏アニメの終わりということで、毎週楽しみにしていたレヴュースタァライトも先日無事最終回を迎えました。ちょっぴり寂しい気持ちもありますが、10月には舞台の#2、12月には2ndライブが控えているので、まだまだ作品としては終わらないぞーとこれからもひとり盛り上がっていきたいと思います。

 

各話の感想は時間を見つけては同時進行でつらつら書いているところですが、恐らく全部書き上がるのはBlu-rayBox3が出る頃かと思いますので、ひとまず最終話の感想をサクッと上げておこうと思います。サクッと。

 

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  • 鍋のシーン

 冒頭と間で挟まった鍋のシーンは愛城さんが神楽さんを助け出しに行っている間の時期の出来事だったのでしょう。最後の写真や第100回聖翔祭に神楽さんが出演していることから、新章を終えた2人は神楽さん退学前まで戻ったのだと思われます。

それはともかくメガネが曇った状態でドヤ顔をしている星見さん(特に「おだし、完璧!」の後のカット)やカニをハムスター食べする石動さんなど可愛い見どころが多かったですね。神楽さんのプルプル嫌いは豆腐もアウトということで、恐らく一緒に出ていた茶碗蒸しも食べられないのでしょう。お玉皿の縁に蓮根が置いてあって『誰か落としたのかな?』なんて気になったりしましたが、ここで注目すべきは神楽さんがネコ(舌)であることが判明したことでしょうか。ネコ(舌)の神楽さんと立ち(たがり)の愛城さ(中略)。

ともあれ、人参の花で舞台少女たちのアイコンが再現されていたり、それぞれのセリフから9人の絆が感じられたりした良いシーンでした。ところで西條さん、フランス語の比率が上がってますが天堂さんしかわかりませんよ。もっといちゃついてください。

 

  • 神楽ひかり 運命の舞台

私の理解力のなさのおかげで、色々と違う解釈をできた場面でした。

最初裸だったのでレヴュー服解除(変身バンク最後辺りの状態に戻った)状態かと思ったのですが、どちらかというと星積みの際ふっ飛ばされた時に脱げた感じなのでしょう。賽の河原のような星「積み」ですが、肩代わりした分のきらめきが神楽さんによって補われたら終わるのか、そもそも贖罪なのでずっと続くのか(後のセリフ的に多分後者)。もしかするとキリンによるオーディションが今後行われないようにするというのも目的のひとつだったのかもしれません。砂が固まって星ができていくという設定であればよいのですが、視聴当時は『ひょっとして砕けた星がこれだけの砂漠になるまで舞台を…?』と考えてゾッとするなどしました。

神楽さんが始め愛城さんの言葉に反応しなかったのは、繰り返す再演の中戯曲スタァライトのクレールと同じく記憶喪失になったのか、愛城さんのような飛び込み以外では舞台の流れから外れることができないのかはわかりませんが、ともあれ落下する神楽さんの手を掴めなかったことから考えると、愛城さんがこの展開を打破できないことには、繰り返すスタァライトの悲劇を乗り越えることはできない(「2人の夢は、叶わないのよ」)状態だったと考えられます。

 

  • 星罪のレヴュー

さてそんな中、神楽さんを止めさせたのはやはり幼き日の約束でした。繰り返し星を掘り出す描写がありましたが、悲劇を乗り越えるための鍵は星「積み」のための星ではなく、かつての約束を象徴する(髪飾りの)星であるということですね。直後のセリフでもそれが伺えます。

この星のティアラには 何の意味もない。フローラとクレールが目指したあの星と同じ。運命の舞台へと、新たな罪人を誘うための光。

そんなこんなで舞台は地下に移り、レヴューが始まります。曲が『戯曲スタァライト 終章』であることから、クレールとフローラの別れのシーンでもあることがわかります。きらめきの再生産が行われてからは神楽さんが本当に強くなってますよね。ワイヤーナイフは本当にかっこいいです。

ここでキリンが我々に話しかけてきます。キリンは観客であり、舞台少女たちの永遠の一瞬、迸るきらめきが見たいと語ります。第8話でも『誰にも予測できない運命の舞台』が見たいと言っていましたね。これまでしばしば視聴者から「こんなひどい目に合わせやがって」と罵倒されてきたキリンですが、結果として悲劇が起こっているだけで彼(?)が望んでいるのはあくまで私達が望んでいるものと同じであることがわかります。ここにきてまさかキリンと同じ気持ちになるとは。関係ないですけど東京タワーってキリンぽいですよね。

 

  • 舞台少女 愛城可憐

さて奮戦虚しく愛城さんのボタンは破壊され、2人は離れ離れになります。ここまでは回避できない運命のようです。しかしここで舞台に立つ神楽さんを観客席から観た(第1話冒頭はこのシーンだったんですね)愛城さんは再再生産。クレール(神楽さん)を救うため、再び舞台に立ちます。

スタァライトは、必ず別れる悲劇。

でも、そうじゃなかった結末もあるはず!

塔から落ちたけど、立ち上がったフローラもいたはず!

 クレールに会うために、もう一度塔に登ったフローラが!!

 第11話で判明しましたが、原作のスタァライトではクレールは新たな罪人として塔に幽閉されるという結末でした。これが変えられないなら、一度別れたフローラがまた会いに行けば、とせり上がる舞台の上、愛城さんは語ります。

正直第9話で原作があることを知った時から、運命の舞台に必要なきらめきを愛城さんたち2人で賄うか、本編の通り原作の結末に再会が足されるかしかハッピーエンドはないなと思っていたのですが、まさかアンコールという形でそれを行うとは!アンコールとは観客たちに求められて行われるものであり、愛城さんの行った展開の追加は視聴当時の私がまさに望んでいたものでした。大場さんやキリンがこれまで視聴者に語りかけて来る(作用する)ことがありましたが、逆に視聴者(観客)の気持ちが作品の展開に影響を与えているように感じて、ここは本当に感動しました。

せり上がった舞台に東京タワーが映し出され、愛城さんの武器の宝石がタワー先端で光り輝きます。その発想はなかった。続くアタシ再生産の電光とともにブザーが鳴り響き、観客席から飛び出した東京タワーが2つの塔を貫きます。その発想はなかった。約束タワーブリッジってプロレス技みたいですよね。

真面目な話をすると、キリンも言っていたとおり、愛城さんはしばしば他人の舞台に飛び入りをしていました。愛城さんのきらめきの源は幼い頃に神楽さんと観た舞台、そしてそこで交わした約束です。ということは愛城さんはかつての約束を胸に舞台に飛び込む時、そのきらめきの真価が発揮されるのかもしれません。約束タワーブリッジが恐らく初めて愛城さんがレヴュー中に生み出した舞台装置であることもそれを物語っている気がします。

なお、最終話まで観て個人的には、アタシ再生産を(バンクレベルで)行っているのは愛城さんだけだと妄想しています。神楽さんが現れる前のループではろくな成績でなかった愛城さんは基本的には観客席にいるタイプで、神楽さんが絡むことで舞台少女へと生まれ変わるのではないかなと。破壊されたボタンも元に戻しちゃってますしね。ともあれこの辺りの心境は(テンションも含め)完全にキリンとシンクロしていました。わかります。

橋を渡りきった二人は大胆な告白大会を始めますが、ここはOPの最後を連想させます。OPの『生まれ変わった私は』で愛城さんが走っていたのが東京タワーの側面っぽいということが長いこと疑問だったのですが、ブリッジを渡るイメージだったんですね!

 

  • 星摘みのレビュー

さて舞台はまた地上に移り、誰にも予想のできない新章が始まります。冒頭回る2人ですが、愛城さんのカットは皆さんご存知第1話冒頭のものです。第1話のこのカットがもし愛城さんの幼い頃に見た舞台(のイメージ)だったとしたら、新章の風景まで幼き日の愛城さんには見えていたということになり妄想が捗るな、などと思ったりします。Star Divineでも『それは本能』とか歌ってますしね。

いよいよ最後のレヴューが始まるわけですが、2人の名乗り口上がいつもと変わっています。告白通り越してプロポーズみたいな雰囲気ですが、このシーンは武器を構える(特に腕を捻る)部分の作画が本当に美しく、ここだけでもBlu-rayを買う価値があります。

互いに駆け寄っていき、音もなくボタンが飛んでいきます。一瞬スクライド最終話のどっちが勝ったかご想像にお任せするアレかとも思いましたが、結果は名乗りの通り神楽さんのボタンが刎ねられていました。2人の運命の舞台はかつての約束を果たすことであり、それはこれから先も続いていく夢でした。ここで戯曲スタァライトの例のセリフを振り返ってみましょう。

小さな星を摘んだなら

あなたは小さな幸せを手に入れる

大きな星を摘んだなら

あなたは大きな富を手に入れる

その両方を摘んだなら

あなたは永遠の願いを手に入れる

2人は約束を再確認し、永遠の願いを手に入れました。ではふたつの星とは。

ひかりちゃんが

あたしの掴もうとした星

華恋が

私の求めていた スター

塔の上に輝く星(オーディションの力で手に入るきらめき)ではなく、お互いの星(きらめき)で運命の舞台へ至るというわけですね。神楽さんが愛城さんをスターと言ったのは、愛城さんが神楽さんを舞台と言ったのに対して、スターとスタァを掛けた表現をしたのかなと思っています。

 

  • 第100回聖翔祭

卓上の集合写真から無事2人が帰ってきたことが分かります。というかこの写真のみんなの表情可愛すぎませんか?ここだけでもBlu-rayを買う価値があります。

戯曲スタァライトも結末が変えられ、主役も今回は愛城さんと神楽さんが務めることになりました。天堂さんと西條さんはどっちが傲慢の女神と絶望の女神を演じたのでしょうか。そしてここも皆さんの表情が良い。

さらに大場さんがもう1人の女神(?)として登場します。99回に近いデザインの衣装なのが泣かせますね。個人的にはこの役はキリンの立ち位置のキャラクターだと思っています。舞台装置やセリフ的にそうなのかなーと。それと以前からキリンと大場さんは似た性質のキャラクターだなと思っていたので。この辺はいつか考えがまとまったら話します。(知り合いとかに)

お持ちなさい

あなたの望んだその星を

このシーンで星に手を伸ばす2人は、しかし互いの手を取り合います。運命の星は手の中に。地味に聖翔祭ポスターにも2つの星が足されています。

最後に幕が上がる9人とともに、いつもの文句が少し変えられて流れます。

 

  • 終わりに

さて、一気に書きましたがいかがでしたでしょうか。全体通した感想はわざわざ書くものでもないと思いますので、私から皆さんに言いたいことはひとつだけ。

「最終話まで観終わったらアニメのトレーラー第1弾を観て、その後歌詞カード見ながら星のダイアローグ聴いてください!」

ということで、取り急ぎ感想でした。

 

スタッフの皆さん、演者の皆さん、ひとまずお疲れ様でした。非常に素晴らしいアニメでした。これからも応援しています!

 

 

 

それではまた。